目次
はじめに
ギターを始めたばかりの初心者にとって、最初の挑戦はコードを覚えたり、指の運動をすることだと思います。
しかし、コードを弾けるようになった後、次に必要なのが「リズム」の感覚です。ギターはメロディだけでなく、リズムを奏でる楽器でもあるため、リズムをしっかりとマスターすることが、楽しく弾けるための鍵となります!
本記事では、ギター初心者が最初に覚えるべきリズムパターンを7つ紹介します。
これらのリズムパターンは、ギターを弾く上での基本となるもので、曲を弾きながら自然と身に付けられるものばかりです!最初は簡単に思えるかもしれませんが、実践することでリズム感を鍛え、様々なジャンルの曲に応用できるようになります!
ダウンストローク(下向きのストローク)
最も基本的で簡単なストロークが「ダウンストローク」です。
弦を下向きに弾くこの動作は、リズムの基本となります。最初に覚えておきたいリズムのひとつです!
やり方
- ギターのピックを持ち、腕全体を使って弦を下に向かってストロークします。
- ストロークは肩から腕、手首を使って滑らかに行います。最初は力を入れすぎず、自然な動きで弾いてみてください。
どんな曲に使われるか
- ダウンストロークは、特にバラードやフォークソング、またはシンプルなコード進行に使われます。初心者でも弾きやすいリズムです。
アップストローク(上向きのストローク)
ダウンストロークとセットで覚えるべきリズムが「アップストローク」です。
アップストロークは、弦を上に弾く動きで、ダウンストロークとの組み合わせでリズムにバリエーションが生まれます!
やり方
- ダウンストロークを行った後、手首を使ってピックを弦の上に向かって弾きます。
- 弾く際、あまり力を入れすぎず、スムーズに行うことを意識しましょう。
どんな曲に使われるか
- アップストロークは、より軽やかでリズム感のある演奏を作り出します。ポップスやロック、カントリーなど幅広いジャンルで使われます!
ダウンアップストローク(ダウン&アップのリズム)
ダウンストロークとアップストロークを交互に行うことで、リズムに広がりが出ます。
このリズムは、実際の曲で最もよく使われる基本的なパターンです!
やり方
- まずダウンストロークで弦を下に弾き、その後すぐにアップストロークで上に弾きます。
- ダウンとアップを連続で行う際には、動きを滑らかに保ち、リズムが途切れないようにしましょう。
どんな曲に使われるか
- このリズムは、ロック、ポップ、フォークなど、多くのジャンルで使われる基本的なパターンです。コード進行に合わせて、ダウン&アップをうまく使いこなすと、曲全体に躍動感が出ます!
4分の4拍子ストローク(4/4リズム)
ほとんどのポップスやロックの曲は「4分の4拍子」に基づいています。
これは1小節を4つのビートに分け、その中でリズムを取る方法です。このリズムを覚えることで、ほとんどの曲に対応できるようになります!
やり方:
- ダウンストロークで1拍、アップストロークで2拍、ダウンストロークで3拍、アップストロークで4拍というように、4つのビートでリズムを取ります。
- 「ダウン、アップ、ダウン、アップ」というリズムで弾きます。
どんな曲に使われるか
- 4/4拍子は、非常に多くのジャンルで使用されるリズムです。特にポップやロック、フォークソングなどでよく見られます!
8分の6拍子ストローク(8分の6リズム)
少し難易度が上がる「8分の6拍子リズム」は、もう少しリズムに動きが加わります。
これは、ワルツのような3拍子のリズムとは異なり、やや不規則な感じを持ったリズムです。
やり方
- 「ダウン、アップ、ダウン、アップ、ダウン、アップ」というリズムパターンを6拍で繰り返します。
- 6つの拍を意識して、ダウンとアップを交互に行い、自然に流れるように弾きます。
どんな曲に使われるか
- このリズムは、フォークソングやカントリーソング、または少しジャジーな曲で使われることが多いです。少しリズムに揺れを加えることで、曲の表現に幅が出ます!
ボサノヴァリズム(ブラジル音楽風)
ボサノヴァやサンバなど、ブラジル音楽に見られるリズムパターンは、ギター初心者には少し難しいかもしれませんが、覚えておくと独自のリズム感を鍛えることができます!
やり方:
- 基本のリズムパターンは「ダウン、ダウンアップ、アップダウン、ダウン」という順番で弾きます。
- スムーズにリズムを取るためには、しっかりと弦の動きを意識しながら練習を重ねることが大切です。
どんな曲に使われるか
- ボサノヴァやサンバのような、軽やかなリズムが特徴的な曲に使われます。これを覚えると、ブラジル音楽の基本的なリズム感が身に付きます!
ストンプリズム(リズムで踏み込むような強いストローク)
最後に紹介するのは、リズムを強く、力強く弾く「ストンプリズム」です。
これは、リズムにダイナミックな要素を加え、歌や演奏にエネルギーを注入するパターンです!
やり方
- ダウンストロークを強めに弾き、アップストロークを軽めに弾く。ダウンストロークに重きを置き、リズムをより強く感じられるようにします。
どんな曲に使われるか
- アップテンポのロックやポップの曲でよく使われます。このリズムはエネルギッシュな演奏にぴったりです。
まとめ
ギター初心者が最初に覚えるべきリズムパターン7選を紹介しました。
これらのリズムは、どれもギターを弾く上で欠かせない基本的なテクニックです。最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねることでリズム感が身に付き、演奏の幅が広がります!
リズムはギター演奏の「心臓部」です。コードを弾く際にリズムがしっかりしていないと、曲全体がうまくまとまりません。これらのリズムパターンをしっかり覚え、日々の練習に取り入れてみてください。きっとギター演奏がもっと楽しく、豊かに感じられるようになるでしょう!
次回の練習では、ぜひこれらのリズムパターンを意識して、コードと合わせて弾いてみてください。初心者のうちからしっかりとリズム感を身に付けて、素敵なギタープレイを楽しんでくださいね!