はじめに:音楽を諦める理由は、いつも「正論」の顔をしてやってくる
「もう学生じゃないし、そろそろ現実を見なきゃいけないのかな」
「メンバーとの熱量の差に、もう疲れてしまった」
「自分が本当にやりたい音楽が、分からなくなってしまった」
バンドを続けていれば、誰だって一度は「辞めたい」と思う夜があります。
特に、大切にしていたバンドが解散したり、思うように曲が作れなくなったりした時は、音楽そのものが重荷に感じてしまうこともありますよね。
僕もそうでした。3ピースバンド「Entique」が解散し、昨日まで隣にいた仲間がいなくなった時、僕の心は空っぽになりました。ギターをケースに仕舞い込み、「もう十分やりきったんじゃないか」と自分に言い聞かせていた時期があったんです、、、。
でも、そんな僕を暗闇から引きずり出したのは、誰かの励ましではなく、自分自身が鳴らした「たった一つのリフ」でした。現在は「夜行性ラバー」という新しい場所で、再びリードギターとしてステージに立っていますが、あの時諦めなくて本当に良かったと心から思っています!
今回は、挫折から再始動へ向かうための「折れない心の作り方と、新しい仲間と出会うための基礎」を徹底解説します!
Chapter 1:【感情整理の基礎】「辞めたい」という気持ちを否定しなくていい
「音楽が好きなら、どんな苦労も乗り越えられるはずだ」という根性論は、時に人を追い詰めます。
辞めたいと思うのは、あなたがそれだけ本気で音楽と向き合ってきた証拠でもあるんです。
⚡️ 解決策:一度、楽器を置いて「空っぽ」になる勇気を持つこと
- 「辞める」ではなく「休む」という選択肢を作る: 完全に引退すると決める前に、1ヶ月だけ楽器に触れない期間を作ってみてください。そこで「やっぱり弾きたい」と思えるかどうかが、あなたの本音です。
- 音楽以外のインプットを増やす: 映画を見たり、本を読んだり、ただ散歩をしたり。音楽から離れた場所で見つけた感動が、新しい曲の種になることはよくあります。
- 不満を書き出し、客観視する: なぜ辞めたいのか?人間関係なのか、技術的な壁なのか。紙に書き出すことで、問題の「基礎」が見えてきます。
🎤 【体験談】ギターに触れなくなった1ヶ月間で見えたもの、、、
Entiqueが解散した直後、僕は本当にギターを見るのも嫌になっていました。サークル時代のキラキラした思い出さえ、自分を責める材料のように感じられてしまったんです、、、。そこで僕は、あえてギターをクローゼットの奥に押し込み、音楽とは無関係なアルバイトや読書に没頭しました。でも、ふとした瞬間に頭の中で鳴り響くのは、やっぱり新しい曲のメロディでした。
1ヶ月後、埃を被ったケースからギターを取り出し、ジャーンと一音鳴らした瞬間、涙が出るほど「やっぱりこれしかない」と確信したんです。一度離れたからこそ、自分の「本当の居場所」がどこにあるのかを再確認できました!
Chapter 2:【再構築の基礎】たった一つの「リフ」が、あなたを救う
新しいバンドを組もうと思っても、最初から壮大なビジョンを持つ必要はありません。
まずは自分の指先から生まれる、小さな一音を信じることから再出発は始まります。
⚡️ 解決策:思考を止めて、身体の感覚を呼び覚ますこと
- 「かっこいい」と思えるリフ一つだけに集中する: 曲全体を完成させようとせず、聴くだけでワクワクする5秒間のリフを作ってください。そのリフが、新しいバンドの「核」になります。
- 不満や怒りを「音の質感」に込める: 言葉にできないモヤモヤを、歪みの深さやピッキングの強さに変えてみてください。綺麗な音を目指すより、剥き出しの感情を乗せる方が、今のあなたらしい音になります。
- 過去の自分と比較しない: 前のバンドの方が良かった、あの頃の方が技術があった、、、そんな比較は不要です!今の、ボロボロになってもまだ鳴らそうとしているあなたの音が、一番美しいんです!
🎤 【体験談】夜行性ラバーの種になった、あの夜のリフ
暗い部屋で一人、何のために弾いているのか分からないまま、僕はただギターをかき鳴らしていました。その時、ふと指が動いて、これまでに弾いたことのない、少し歪んでいて、でもどこか切ないリフが生まれたんです、、、。
そのリフを聴いた時、不思議と「あぁ、この音を誰かに聴かせたい、誰かと合わせたい」という欲求が湧き上がってきました。そのリフを握りしめてメンバー募集に踏み出したことが、今の「夜行性ラバー」の結成に繋がりました。たった数小節のフレーズが、僕の音楽人生を再び動かし始めたんです!
Chapter 3:【出会いの基礎】新しい仲間は「今のあなた」を待っている
前のバンドでの失敗や解散を「傷」だと思っていませんか?
実は、それは新しい仲間から見れば、何物にも代えがたい「経験という名の信頼」に見えるんです。
⚡️ 解決策:失敗を隠さず、物語として共有すること
- 「解散経験あり」を武器にする: 外部バンドでの解散を経験している人は、バンドの維持がどれほど大変かを知っています。その危機感とリスペクトを持っている人は、メンバー募集において非常に高く評価されます!
- 自分の「弱さ」をさらけ出す: 「完璧なギタリスト」を探している人より、「一緒に悩んで成長できる仲間」を探している人の方が、長く付き合える良い縁に恵まれます。
- SNSやマッチングサイトを「冒険」と捉える: 知らない人と会うのは勇気がいりますが、サークルの外には、あなたの予想もしない感性を持った人たちが溢れています!
🎤 【体験談】外部で新しい扉を開く怖さと、その先の奇跡、、、
サークルという守られた環境から飛び出し、全く知らない人とスタジオに入るのは、何度経験しても緊張します。特に再始動の時は「また失敗したらどうしよう」という不安が付きまといました、、、。でも、勇気を出して今のメンバーに会いに行った時、僕が過去にバンドを解散させてしまったこと、それでもギターを辞められなかったことを正直に話すと、彼らは深く頷いてくれました。
彼らもまた、それぞれの場所で挫折を経験してきた同志だったんです!過去の痛みを知っているからこそ、今の「夜行性ラバー」には、馴れ合いではない強い絆が生まれています!
Chapter 4:【継続の基礎】「音楽は奇跡」という言葉を、毎日の指針にする
バンドが形になり、活動が軌道に乗ってくると、また「当たり前」の感覚が忍び寄ってきます。
再出発した時のあの謙虚な気持ちを、どう持ち続けるかが重要です。
⚡️ 解決策:日常の中に「感謝の儀式」を組み込むこと
- 不満を感じたら、メンバーがいない日を思い出す: 意見の食い違いでイライラした時は、一人で真っ暗な部屋でリフを弾いていたあの夜を思い出してください。喧嘩ができる相手がいること自体、幸せなことなんです!
- 小さな進歩を全力で喜ぶ: 新しい曲が1小節できた、スタジオの録音が少し良くなった。そんな些細な喜びをメンバーと共有してください。
- 「最後の一音」まで丁寧に弾く: 練習でもライブでも、その一音が自分の人生最後の音になるかもしれない、という覚悟を持って鳴らしてください!その熱量は必ず周りに伝わります。
🎤 【体験談】ライブの袖で噛みしめる、再起の喜び
夜行性ラバーとして再びステージに立つ直前、僕は袖で自分のギターを強く抱きしめました。一度は手放そうとしたこの楽器が、また僕をこんなに眩しい場所に連れてきてくれたんだと思うと、胸が熱くなりました、、、。サークル時代には当たり前だと思っていたステージのライトが、今は一発一発、僕の命を削って輝いているように感じます!
この「奇跡」を、絶対に手放さない。そう強く思うことで、僕のプレイは以前よりもずっと大胆で、迷いのないものに変わりました。不満を曲にし、挫折を力に変える。それが今の僕の、最強のスタイルです!
Chapter 5:具体的ワーク「再始動を加速させる3つの質問」
あなたが今、もし立ち止まっているなら、自分自身にこの3つの質問を投げかけてみてください。
- 「もし明日、世界から楽器が消えたら、あなたは何を後悔しますか?」: その後悔の内容こそが、あなたが本当にやり残している「やりたい音楽」です。
- 「今の不満を歌詞にするなら、最初の一行目は何ですか?」: 綺麗事は抜きです。ドロドロした本音を一行書くだけで、それはもう立派な「表現」の始まりです。
- 「一人でいい、誰にあなたの音を届けてみたいですか?」: ターゲットを絞ることで、あなたのリフには明確な「意志」が宿ります。
まとめ:何度だって、あなたは新しい音を鳴らせる!
リードギターとして、ギタボとして、そして挫折を知る一人の人間として。僕がこれまでのキャリアで学んだ最大の教訓は、「止まらなければ、失敗はただのプロセスになる」ということです。
今回のポイントを復習しましょう!
- 整理の基礎: 辞めたい気持ちを否定せず、一度離れて自分の本音を見つめ直す。
- 救済の基礎: たった一つのリフ、たった一音の「かっこよさ」に全ての希望を託す!
- 出会いの基礎: 過去の挫折を武器に変え、同じ痛みを知る仲間と出会う勇気を持つ。
- 継続の基礎: 音楽を続けられる奇跡を忘れず、一音一音に魂を込める!
第55本目の今日、僕は夜行性ラバーのメンバーと、次のライブに向けて新しいリフを練っています。あの夜、ギターを諦めなくて本当に良かった!心からそう思える日が、あなたにも必ず来ます!
あなたが今、どんなに深い闇の中にいたとしても、あなたの隣にはまだギターがあるはずです。それをもう一度、優しく手に取ってみてください。
明日からのネクストアクション: 押し入れに眠っているギターがあるなら、明日、弦を張り替えてみてください。新しい弦のキラキラした響きを聴くだけで、あなたの心の中に、小さな「再始動の火」が灯るはずです。
その火を絶やさずに、僕と一緒に新しい景色を見に行きましょう!あなたの音は、これからもっと強く、美しく響き始めます!

